第12回日本血液疾患免疫療法学会

第12回日本血液疾患免疫療法学会

会長挨拶

第12回学術集会(JSIHD2020)開催にあたってのご挨拶

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第12回日本血液疾患免疫療法学会学術集会
会長  岡 芳弘
大阪大学大学院 医学系研究科
癌幹細胞制御学寄附講座・寄附講座教授

2020年の本学会学術集会会長を務めさせていただくことになりました。今回の学術集会は、『日本血液疾患免疫療法学会』と学会名に『日本』がついて第2回目の学術集会となります。本学会は、もともとは有志の集まりの研究会として発足したものでありますが、この免疫療法の分野の発展と相まって、年々、内容が充実し、今では上記の名称になっています。このような上昇・発展期に本学術集会を主催させていただき、大変光栄に存じますとともに、大きな責任を感じています。 

免疫の力が癌を攻撃すること、つまり、癌免疫という概念は、100年以上前にすでに提起されていたと思われます。しかしながら、その実態は、長い間、謎につつまれていました。1991年にCTLが認識する癌抗原(MAGE)の同定が報告され、それは、癌免疫のメカニズムを分子生物学的に示すことに大きく貢献しました。以後、この抗原特異性を基盤として、また、免疫調整システムの制御を基盤として、多くの種類・様式の癌免疫療法が登場してきています。特に、最近は、breakthroughと呼ぶにふさわしい癌免疫領域での成果が報告されており、その恩恵は、本学会が扱う血液疾患にもおよんでいます。 

今、免疫療法は、血液腫瘍を含む悪性腫瘍に対する治療法として、重要な地位を築くまでになりました。そして、明らかな、また、劇的な、とも言える効果の報告が蓄積されつつあります。これらの最近の進歩を踏まえまして、本年度の学術集会のテーマは『治癒への挑戦』とさせていただきました。免疫療法をさらに発展させて、また、異なる免疫療法を組み合わせて、あるいは、免疫療法と他の治療法とを組み合わせて、血液悪性腫瘍を治癒に導くための議論の場を提供できれば、と思います。もちろん、すぐれた臨床効果を生み出すには、基礎的・基盤的研究のさらなる発展が重要で、その最新の知見を本学術集会で御紹介いただきたく思います。

さらに、本学術集会では、血液悪性腫瘍のみならず、非悪性腫瘍血液疾患に対する免疫療法のシンポジウムも計画しました。非悪性腫瘍血液疾患に対する免疫療法の最新の進歩を御紹介いただき、それをもとに議論を深めたいと思います。

免疫療法の地位の向上とともに、免疫療法への世間の期待は高まっており、今後、ますます高まると考えられます。本学術集会におきましては、質の高い議論を交わすことにより免疫療法をさらに発展させる礎とし、このような社会からの要請に応えたいと思っております。皆様の御参加を心からお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

問合せ先

事務局

大阪大学大学院医学系研究科 癌ワクチン療法学寄附講座
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2
TEL:06-6879-3676 FAX:06-6879-3677

運営事務局

株式会社近畿日本ツーリスト関西 関西法人MICE支店        
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TEL:06-6635-2627 FAX:06-6641-0072
E-mail:jsihd12@or.knt.co.jp

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