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第33回日本毒性病理学会総会及び学術集会

第33回日本毒性病理学会総会及び学術集会

会長挨拶

* 第33回日本毒性病理学会総会及び学術集会
年会長 山手 丈至 (やまて じょうじ)
大阪府立大学 大学院生命環境科学研究科 獣医学専攻 獣医病理学教室 教授

「第33回日本毒性病理学会総会及び学術集会」を、堺市のビッグ・アイ(国際障害者交流センター)で開催させていただきます。
 「人と動物の健康,そして未来へつなぐ毒性病理学-R.Virchowの科学思想に学ぶ-」を、テーマに掲げました。毒性病理学は、化学物質による細胞・組織レベルで生じる様々な変化を形態学的に追究する生命科学だと思います。R.Virchowは、1858年「細胞病理学説」を提唱したドイツの病理学者です。

「R.Virchowの科学思想である細胞病理学の原点に立ち返り、身近に存在する化学物質のリスク評価(安全性の担保)を、人と動物の健康のために、未来に向けてさらに築いていく」との気持ちがこのテーマには込められています。また、R.Virchowは、「Between animal and human medicine there is no dividing line - nor should there be」との概念を提示しています。動物の実験データをいかにヒトに外挿するのか、すなわちこのテーマには「比較病理学」の重要性も含まれています。

さて、開催会場がある堺市は政令指定都市で、長い歴史を有します。大和朝廷時代には「大仙陵古墳(通称、仁徳天皇陵)」など大小100数基の百舌鳥古墳群が造られています。中世においては「自由都市」として国際的な貿易港として栄え、戦国時代では鉄砲生産が盛んに行われ、現在ではその技術を継承した「堺打刃物」が知られています。また、「草庵の茶(わび茶)」の完成者である「千利休」が活躍した町としても有名です。

学術集会は、毒性病理学に携わる研究者の意見交換の場ですので、会員皆様の日ごろの研究成果を積極的に発表していただきたいと思います。また、毒性病理学の基礎から最新の話題を含めた題目として、教育講演2題とシンポジウム4題を予定しています。実り多い会となりますよう、プログラム委員そして事務局一同最善を尽くす所存です。

堺市で皆様にお会いできることを心より楽しみにしています。

 

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